【視聴数 159428】
【チャンネル名 【公認】厳選 はんじょう切り抜き】
【タグ 動画,ビデオ,共有,カメラ付き携帯電話,動画機能付き携帯電話,無料,アップロード,チャンネル,コミュニティ,YouTube,ユーチューブ】
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おにはんくっそ泣ける ; ;
おにはんてぇてぇなああぁぁあぁぁぁぁあああああぁ!!!
すっとニルディスるの好き
親友だもんなおまえら、おにや視点で見て泣いて、いまはんじょう視点で見てマジ泣きしました。
窓から射線通せるの知っていればあったなぁ
1番喜んでるのはおにやじゃなくてはんじょうだよ
はんじょう!!
自分が不幸でも他人の幸せを祝えるタイプの人間
サムネすこ
多少嫉妬する気持ちも出るだろうにここまで気持ち良く応援出来るの凄えよ;;
最近おになまにちょっと浮気してたけど、やっぱ結局おにはんなんだなって。
4:19 ここの一発で結果が全部変わってたと思うと感慨深いな
ほんとはんじょういい奴だよな
やっぱりはんじょうさん優しい
ベルガモットの香水が鼻腔を蕩かす。瞬間、男が俺の名前を呟いた。はんじょう久しぶり、と口角を微かに上げ笑う彼から視線を外せずに居た。
黒髪のふわりとした髪を丁寧に整え、清潔感溢れる背広を纏う彼を俺は知らない。
俺の知ってるおにやは、もう何処にも居なかった。
椅子に腰掛け、すらりと伸びた足を器用に組む。動作の一つ一つが様になる男へと成長していた。
社交辞令と軽い世間話を交えつつ、酒を嗜み彼と過ごした思い出を噛み締める様にして会話を仕掛けた。
「数年振りの再会に、乾杯」
「はいはい、乾杯。……おにや、成長したよな。昔は面倒で大沼って印象だったのに、今では甘いマスクの色男じゃん」
彼は戯けた動作を取りつつも照れ臭そうにする。
「そうかなぁ?僕だってはんじょうに驚いたけれどね」
「何で?」
赤ワインで喉を湿らせ此方を見つめる。
「だって、昔と変わらず魅力的だから」
桜色の唇を僅かに動かし、ハスキーな声色で囁いた。頬に熱を感じ、指先が忙しなく動く。
期待するだけ虚しいぞ、と自身に言い聞かせグラスに浮遊する氷へと視線を移した。
酔いが回り何処か夢心地な俺を呼び覚ましたのは、おにやの一声だった。
あのさ、と俺に呼びかけ、人形の様な眼で此方を一瞥する。軽い世間話を交えつつ二杯目のワインを飲み干した所で淡々と君は呟い
た。
「僕、結婚するんだ」
正直、想定内だった。
彼から久々に連絡を受けた時点で推察していた。筈なのに、胃中の物がどろりとした感覚に襲われる。
「そうなんだ。おめでとう。式は?」
ごく普通な、形式的な返答。脳内では先程の言葉が反芻する。
「三ヶ月後。……お袋が長らく入院してる事、知ってるだろ? 早く孫の顔が見たいってさ、泣かれたんだよ……」
無言。四秒後にそっか、と愛想笑い。
おにやは俺から視線を外し会話を続行させる。遠い昔を懐古する様にして。
「……なあはんじょう、二人で逃げない?」
「は?」
「昔の様に二人で同棲してさ、田舎に住み着こう。定期的にもこさんや加藤さんも呼んでさ」
「……結婚の話はどうするんだよ」
「嘘と誤魔化す能力には自信があるんだ」
おにやは笑った。昔の様な表情で。
十年前、恋人の時に見せた笑顔だった。
僅かな無言。気不味そうに君は笑う。
「……なんてな、冗談だよ」
「だろうな」
「……僕、はんじょうと出逢えて良かったよ。この先会えなくてもさ、覚えていて欲しい」
真剣な眼差しを此方へと向け、数回瞬きをする。其れは黒い宝石、オニキスを彷彿とさせた。
「忘れられるかよ。だって……」
もう後戻り出来ない。
声が震える。
「お前のこと、おにやのこと……、本当に好きだったから」
俺は捨て難い感情を吐露した。無音の世界に放り込まれた様な感覚に陥る。
「僕も、愛してたよ」
おにやは人差し指で目元を拭い、一言告げる。そこで彼が涙を流している事に気付いた。込み上げる嗚咽を喉元で殺し、ありがとうと笑い返す。
昔の様に互いに抱きつく事も、唇を交える事も無かった。
「今日は楽しかった、ご馳走ありがとうな」
「此方こそ。……さよなら、はんじょう。君の幸せを願ってる」
「お前こそ元気でな」
そうして互いに握手を交わす。これが最後の触れ合いになるだろう、と思った。
遣る瀬無くて幸福な握手は後にも先にも経験は無かった。
本当は、今でもお前が好きだよ。
最後に俺の目に写ったのは友人の君で、既に恋人の君は消えていた。
はんじょうが結婚した。
微風が頬を撫でる春の日だった。
「来てくれてありがとな」
彼は照れ臭そうな表情を浮かべつつ笑う。純白のタキシードは息が止まる程に眩しかった。
幸福感に満ちた彼の笑顔を見る度に 、胃中の物を嘔吐しそうな感覚に陥った。
大好きだったはんじょうの笑顔が、今日は大嫌いだ。
今日は宜しくな、と彼は呟き足早に去った。
僕はポケットに忍ばせたA4の紙を徐にに取り出す。友人代表のスピーチの原稿だった。
友人代表、つまり友として彼の一番になれたのだ。十分だ。十分なのに、友人の枠組みで収まる事実が悲しい。
叶うのなら、彼の愛する人物になりたかった。我儘だな、僕は。
披露宴は祝福の声に包まれ、終盤へと差し掛かる。スピーチは心にも無い事を述べた。それでも、
「はんじょう、幸せになれよ」
この言葉だけは本心だった。
彼は涙ぐんでいた。クソ、泣きたいのは僕の方だよ。
式は段取り良く終了し、僕の元へはんじょうが礼を述べに来た。そして嫁が愛想良く引き出物を渡す。仲良く二人で佇む様は、悔しいがお似合いだった。
酔いが回った二次会で、嫁が彼との思い出を僕達に尋ねた。酩酊状態の先輩方が各々語り出す。
僕も、思い出していた。
初めて出会った日、Apexで喧嘩した日、彼の奢りで一緒に飯を食べた日、家に泊まりに来た日、そして結婚を相談された日。
互いに憎まれ口を叩いては、数分後に仲良くゲームをしていた。きっと、結婚してからは今まで通りに同じ時間を共有出来ないだろう。
はんじょう、僕は。
瞬間、鼻腔を蕩かす彼女の香水が現実に引き戻した。慌てて吐露しそうになった二文字を飲み込む。大丈夫か、と彼は心配する。優しさが堪らなく嬉しくて、辛かった。
夜も大分老けた頃解散となり、夜空を眺めつつ帰路へ向かう。自宅に戻り、頂いた引き出物を開封する。少し形の崩れたバウムクーヘンだった。無気力のまま手で掴んで口へと運ぶ。
気を紛らわせたかったのだ。
そういえば彼は甘党だったな。僕の手土産である洋菓子を美味しそうに頬張っていた。 あの日の僕と彼は何が違うんだろう。
はんじょう、お前の幸せを素直に祝福出来なくてごめんな。
生温い雫が頬を伝る。バウムクーヘンは少し塩気のあるしょっぱい味がした。
初大会で優勝とか強すぎワロタ
彼女に応援しすぎでしょはんじょう笑
すもも、はんじょう、おにやとかで大会出てほしいな
ワールドトリガーで空閑の親父が言ってた「弱いやつが強いやつの動きを止めてるだけで貢献してる」的な発言を思い出した。
ナイファイおにや